2009年05月18日

マックス・レーガーによるピアノ編曲

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Piano Duo Evelinde Trenkner, Sontraud Speidel

マックス・レーガーによるピアノ編曲版。レーガーは管弦楽組曲も全部ピアノ編曲している。

私はこの音楽がものすごく好きである。あのブランデンブルクがピアノ連弾で奏されるというだけで、もう血沸き肉躍ってしまうのだが、それだけではなく、ここでは、バッハを聴くという体験を改めて実感出来る。ピアノという楽器は別に好きではない。リストもショパンもピンと来ないくらいピアノ音痴である。まあ、それはどうでもいい。

バッハの音楽のハイパー・ミュージック性というか、脱音楽的音楽性というか(訳がわからなくなってきた)、このピアノ編曲はひとつのオリジナルとして存在してるような。

ベートーヴェンの交響曲のリスト編曲とか、ブラームスの自身による交響曲編曲とかとはまた違ったものを感じる。

演奏はとても難しいらしいのだが、もっと演奏されて欲しい。カティア&マリエール・ラベックに期待・・・

それより、グレン・グールドの多重録音による演奏なんてのがあったら初夢ディスクである。


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2009年05月10日

ハノーヴァー・バンド

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Anthony Halstead conducts Hanover Band

すらすらと心地良く流れるブラデンブルク。爽やかな朝にどうぞ、という感じ。特に味わいとか発見とか驚きとかがあるわけではなく、と言って退屈では全くない。イギリス流ということなのか。軽妙だが軽薄にならない2番あたりが真骨頂。5番のベズノシウクのフルートが軽いだけではないいい味わいを出している。
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ヘルムート・コッホ

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Helmut Koch conducts Kammerorchester Berlin

ジャケット写真使えるのでアマゾン・リンク使ってますが、これなら国内盤の
http://www.hmv.co.jp/product/detail/699130
HMVあたりで買った方が安い。70年、コッホの2回目の録音。

燻し銀の響きとか言って往年の愛好家には人気があるのでしょうが、私はもういいかな。落ち着いた立派な演奏で、曲を味わうには何の不足も文句も無いのですが。癒し系か。四角四面な4番あたりは不思議な魅力もある。6番とか、意外とシャキっとしてる。結局、時々聴いてしまうかも知れない。
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2009年05月09日

イル・ジャルディーノ・アルモニコ

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Il Giardino Armonico

ヴィヴァルディあたりでは過激系演奏で話題になったイル・ジャルディーノ・アルモニコだが、ここではちょっと聴きには軽妙洒脱なバッハを聴かせる。きびきびはしてるのだが、決してドイツ勢のようにグシッグッシッと力を込めて刻むようなことはしない。パラリラパラリラと上方漫才のように流していくのである。

でも、難儀であることの総量は変わらないのだよ、実は。

笑い飛ばすことも、すかっとすっきりし尽くすことも出来なんだ。たとえば、4番のまとわりつくようなバイオリンを聴いてみたまえ。

6番の軽やかに推進する虚無は何だろう。通奏低音のリュートが、また・・・

微妙に癒されたのであった、まる。
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アドルフ・ブッシュ

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Adolph Busch conducts Busch Chamber Players

古色蒼然ついでにアドルフ・ブッシュまで聴いてみた。SP復刻である。針音も聞こえる。

でも、決して「エキゾチック」ではなかった。バッハの音楽を聴いた、という感想だけが残った。4番なんか、ほんとに活き活きしてる。今、ここで演奏を聴いたら本当に引き込まれそう。なんだろう、これは。驚いた。

フルートはマルセル・モイーズだぜ、ピアノは若き日のルドルフ・ゼルキンだぜ、なんてことも特に意識せず。その5番は、最初ちょっと退屈してしまったが、終楽章など聴かせるじゃないか。

おじいちゃんの使ってた無印良品。
(もし「無印良品」がそこまでもつとして)

こういう経験は忘れちゃいけないと思う。
時代を超えて、ミューズの神様の前で謙虚になること。

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ヘルマン・シェルヘン

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Hermann Scherchen conducts Vienna State Opera Orchestra

ヘルマン・シェルヘンのバッハは受難曲、ミサ曲、管弦楽組曲からカンタータ(BWV198なんてのも)まで残されていて、今の耳にも聴くに耐えるというか、結構いいのだが、ブランデンブルグは・・・

すげー、おそーい。こりゃすごい。古色蒼然に近いかも。曲によっては退屈の極み。

好事家的には、あるいは珍しモノ好きには良い。音楽体験としては、こういうのもアリかと。

何も、いまふうの、さっそうとした、面白い、快い、異化作用とかタコ作用がある演奏だけがバッハじゃないのだ。

好きなものだけ聴いてちゃいかんのだ。
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2009年05月08日

コンバッティメント・コンソート・アムステルダム

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the Combattimento Consort Amsterdam

現代楽器かそれに近い楽器を使い、奏法は音楽が生まれた時代のもので演奏するというユニークなアンサンブル。あえて古楽器を使わないということのメリットは何だろうか。わざわざ操りにくい古楽器を使わず、その分のリソースを奏法や表現に向けることで、より完成度の高い心に響く音楽を創るということか。

そういう算術による結果かどうかはわからないが、このブランデンブルクは素晴らしい。中庸のテンポで、特に刺激的に演奏しているわけではない。音質も中域寄りで落ち着いている。しかし、声部のバランスが絶妙で音楽のすべての瞬間に発見があり、アーティキュレーションやリズムにも自然な工夫とひらめきを感じさせる。力強い前進の力も持っている。奇抜というのではなく、真っ当に個性的。

これこそ、新時代のスタンダードではないだろうか。
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2009年05月07日

ベルリン古楽アカデミー

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Akademie für alte Musik Berlin

日本のアマゾンには無いが、海外では廉価盤として入手可能。

ピリオド楽器だが、3番の第3楽章のような一部を除いてそれほどハイ・スピードではなく、重心の低い響きもあって、きらびやかな雰囲気は無い。しかし、管楽器を始めとする粗野に感じるほどの生々しい音色や、不均一なダイナミクスの変化、テンポの溜め、など聴きどころが多く、新たな発見がある。しかもそれらが、あざとさを感じさせずに納得して聴かせるのだからただものではない。

時折出して聴きたくなる味わいのある演奏。
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カラヤン ベルリン・フィル

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Karajan conducts Berliner Philharmoniker

日本のアマゾンには無いようなので写真だけ。現在入手するならデザインの異なる廉価盤になっているが、これはオリジナル・ジャケットの方。

緩徐楽章の濃厚な表情でたっぷり歌わせるのがカラヤンらしいのかも知れないが、これはちょっとひどい。バロック音楽だろうが何だろうが、こういうのが好きなんだ、というのも趣味の世界なので大ありなのだけれど。両端楽章はそれほどの個性は感じないものの、まあ立派な演奏でそれなりに聴ける。

お前は明日からブランデンブルクの演奏はこれしか聴いちゃいけないと言われたらしょうがないのでこれを聴くだろうけど、選べるんだったら選ばない演奏。
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ルドルフ・バウムガルトナー

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Rudolf Baumgartner conducts Festival Strings Lucerne

バウムガルトナー指揮ルツェルン祝祭弦楽合奏団の新盤(Eurodisc)、と言ってもアナログ時代の終わり頃。ヨゼフ・スーク、オーレル・ニコレ、ギ・トゥーヴロンと言った名手が参加。Archivの旧盤でもニコレが参加していた。

現在の耳には落ち着いたテンポだが、みずみずしく明るい音色のためか、それほど遅い感じはしない。多めの残響には好き嫌いもあるかも知れない。

明るく開放的な伸びやかさが好ましいが、ちょっと生ぬるいと感じることもないわけではない。
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マリナー ASMF

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Sir Neville Marriner conducts Academy of St. Martin in the Fields

バロック音楽のポピュラーなレパートリーでは、ミュンヒンガー率いるシュトゥットガルト室内管弦楽団とかイ・ムジチがモノラル時代後期から活躍し、その後、このマリナーのアカデミー室内管弦楽団(というのは日本での通称だが)が人気を集めた。その後、ホグウッドあたりから本格的にピリオド楽器のアンサンブルがブレイクし、マリナーあたりは忘れ去られないまでも、コンピレーション・アルバムに使われたりするばかり。私が聴いたのはPHILIPSのものだが、その後、EMIにも録音しているようである。

ヴァイオリンはシェリング、チェンバロはジョージ・マルコム、フルートはランパルと大家を集めているだけに、特にソロは味わいもあり、確かに忘れ去るには惜しい。マリナーもきびきびとサポートしていて退屈するような音楽ではない。若い日のミカラ・ペトリも聴ける。

廉価盤としてもちょっと高い。Napster会員になってサクっと聴くのがいいかも(カタカタでブランデンブルクと入れないと検索に引っかからない)。

ちなみに、マリナーはベンジャミン・ブリテン指揮のブランデンブルク協奏曲でフルートを吹いていた。
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2009年05月05日

スイス・バロック・ソロイスツ

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Swiss Baroque Soloists

ちょっと聴くと現代楽器の演奏のようにも思えたが古楽器。第1番あたりは特に個性的だと思わなかったが、第2のトランペットがさりげなく素晴らしい。第3の終楽章の快速ぶりは珍しい。そして、第4番と思ったところで、何と「音楽の捧げもの」のトリオ・ソナタが聞こえてくる。コンサートだったらなかなか心憎いプログラムだ。第5もフルート・ソロが良く、第6もアンサンブルがダマにならず、エッジが適度に効いている。そして最後のオマケがヘ短調のチェンバロ協奏曲(BWV1056)をフルート協奏曲にした珍しいもの。これが素晴らしい。あの有名なアリオーソはフルートにぴったりではないか。
posted by BIANCO at 20:46| Comment(0) | ピリオド楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ファゾーリス イ・バロッキスティ

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Diego Fasolis conducts I Barocchisti

スイスのルガーノを本拠地にしているファゾーリスの演奏は、どちらかというとゲーベルとMAKの路線だが、曲によってかなり使い分けている。1番から3番まではスピード重視だが、4番以降は普通に近いテンポで、その分、ソロに細やかな装飾を付けたり。弾むようにアクセントを付けたり、短い節回しをちょこっとカンタービレしちゃったり、サービス満点。結構好きな演奏。
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ゲーベル指揮ムジカ・アンティクワ・ケルン

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Reinhard Goebel conducts Musica Antiqua Köln

これはトランスですな。発売された頃は過激さを売り物にするあざとい演奏じゃないかと思って近寄らずにいたのだけれど、改めて聴くとこんなに面白いものだったとは。確かに超快速ではある。しかし、この演奏を特徴づけるのは、スピードが生み出すビートとダイナミクスの変化が作り出すビートが共振してえもいわれぬグルーブ感だ。

聴き過ぎは良くないかも知れない。でも、時々、聴いてしまう。
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コープマン

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Ton Koopman conducts the Amsterdam Baroque Orchestra

ラ・プティト・バンドの演奏から遡ることさらに10年、コープマンの80年代の録音で、その後はまだ再録していない。古楽器演奏だが、癖もなく、攻撃的でももちろんなく、クイケンほどの音の個性も無いが、落ち着いて楽しめる。コープマンは何を振ってもそうなるのかも知れない。彼自身が弾き振りする第5番はやはり聴きもので、その他の曲もハーゼルツェット、モニカ・ハジェット、クリストフ・コワンといった名手たちが独奏で参加している。
posted by BIANCO at 17:52| Comment(0) | ピリオド楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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